【子連れハワイ①】ANA/A380プレエコ バシネットで行く空の旅(旅の準備&往路編)
久々の更新です。5年ぶりにハワイに行ってきました。
当時はまだ独身で妹と二人旅でひたすら食べ歩きとショッピング三昧だったような気が。
そして今回のハワイは1歳の乳児連れ..。初めての子連れ海外、楽しみ半分、不安半分。
1番の不安要素はやっぱり飛行機でした。眠ってくれるのか、愚図らないか。
旅行前は色んな方のブログを読み漁り、参考にさせていただきました。
今回はいつもの旅行記に加えて子連れ目線でもお伝えできればと思います。
目次
旅の準備編
今回の旅は4泊6日。
*航空券:
-ANAマイル発券(往路:プレエコ、復路:エコノミー)
- 息子は1歳なので座席は使用せず膝の上(大人の10%のマイルが必要)
※往路:プレミアムエコノミー。バシネット(ベビーベッド)を予約。
-ANAのベビーベッドサイズは以下の通り。
- サイズ:幅85cm・奥行45cm・高さ33cm
- お子様の体重:10kgまで
息子の体重は10kg近く、身長も80cm弱あるので最初で最後の利用になりそうです。当日に体重測定など厳密なチェックはないようなので、ベビーベッドを使用する可能性がある場合は、とりあえず予約しておいた方が良いと思います。実際、子供が寝てくれるかどうかは当日使ってみないとわかりません。
また、プレエコのバシネット設置席は20列目の中央席の1箇所のみのようなので、航空券予約後は早めに電話でバシネット予約をとった方が良さそうです。この最前列は優先席となっていて普通のオンライン予約では指定できないので電話での予約が必要です。
*復路:エコノミー
復路はエコノミー席しか取れなかったので、エコノミーで。
そしてA380といえば、目玉のカウチシート!
子連れには良さそうってことで早速予約。
2名分の座席にプラス19000円で窓際3名座席を使用可能。つまり、1歳の息子の席を1席19000円で抑えられる。8時間膝の上から解放されるのであればこれは迷わず買い!
また、トイレも近いのも便利。あとは子供連れが多そうなので気が楽かなという点も今回選んだポイントです。
*宿:
今回は主人の福利厚生のコンドミニアムを利用。洗濯乾燥機、キッチンが使えるのがありがたい。また、リビングルームとベッドルームが分かれているため、子供の寝かしつけ後にも大人の時間が過ごせるのも良し。
*事前準備:
●パスポート:
息子はパスポートを持っていないので、パスポートを作成。
写真は履歴書カメラで自宅で撮影。とにかくキョロキョロ動くので白いシーツに仰向けにして撮影しました。まっすぐ前を見て撮影がこんなに大変だとは。笑
このアプリ、スマホで撮影してコンビニで写真プリントができる優れもの。
スマホなら何度でも撮り直し可能だし、写真プリントも安いのでオススメです。
●食事:
一番の不安は子供の食事。
まだ離乳食後期でご飯やパン、温野菜などはだいたい食べられるようになったのですが、基本味付けは薄味。大人の取り分けもまだ少しずつの段階なので、アメリカの食事はまだ味が濃いと思われます。とりあえず、日本からベビーフードを持参することに。但し、野菜や果物、肉、肉加工品のアメリカへの食品持ち込みは禁止。ところが市販のベビーフード、原材料をみると一見肉の入ってなさそうなシーフードドリアなんかも、「チキンエキス」なるものが入っているのです。これが曲者で、肉エキスを含まないベビーフード探しに時間を要しました。もちろん、コンドミニアムで現地調理は可能ですが、現地で食材が手に入らない、「食べない」となると大変なので念のため全食分のパウチのベビーフードは持ち込みました。
あとはレンジ調理用のご飯、ベビー用のうどん、パスタ、調味料を持って行きました。
・果物類:持ち込み不可ですが好物のバナナなどの果物は現地で簡単に手に入ります。
・お菓子:愚図り対策用のお菓子(ボーロ、せんべい)も多めに持参。
・飲み物:基本は麦茶。麦茶ボトルを数本持参し、現地で足りなくなったらミネラルウォーターを購入、粉末麦茶で麦茶を作ることに。ジュースやスムージーも持参。
●ベビーカー:
日本から持っていくか、現地でレンタルか購入か、これもかなり迷った。
友人からは現地のベビーカーは汚れていたり、日よけが小さいものが多いから持参した方が良いという助言をもらっていました。確かにそうだなとも思いつつ、自分なりにベビーカー持参のメリットとデメリットをまとめるとこんな感じ。
*ベビーカー持参の場合
<メリット>
・慣れているベビーカーの方が子供も慣れていて昼寝しやすい。
・幌が大きく、日差しを遮ることができる
・空港ですぐに使える。
<デメリット>
・預け荷物での取扱が不安。
・空港まで荷物になるので空港宅配などが必須(スーツケース2個にベビーカーは2人で運ぶのは無理)
・大き目のベビーカーだとトロリー乗車の際は邪魔になる。
*ベビーカー購入、レンタルの場合
<メリット>
・空港までの荷物が少なくて済む!!
<デメリット>
・現地でレンタルや購入の手間がかかる。希望の形がレンタルできない可能性も。
・レンタル品の状態は借りて見ないとわからない。
そして我が家は、とにかく荷物を減らしたいということでベビーカーは持参せず。
事前調査でワイキキとアラモアナの楽天ラウンジでベビーカーレンタルサービス(1週間)があることがわかったので、そちらを利用。レンタルできなければ、ターゲットなどのスーパーで簡易式ベビーカーを購入することにしました。
ベビーカーについてはまた別記事で書きたいと思います。
・・・そんなこんなで子供の準備に1週間くらい時間を要しました。
いよいよ出発。夕刻、成田空港へ
子供をいつも通り、昼寝をさせてから電車で成田空港へ向かいます。
この日のフライトは20:10発。とにかく子連れだと何をするにも時間がかかるため、3時間前の17時過ぎには成田空港へ到着。久々の空港に胸が高鳴る!海外旅行は実に1年半ぶり。事前にANAウェブサイトでオンラインチェックインの手続き済みでしたが、乳児連れだからかカウンターのチェックインが必要だそうです。カウンターでは息子の体重を再度確認されました。もちろん、測定はありませんのでご安心を。
荷物を預けた後は空港でベビーカーを借りてWifiレンタルして、いざ出国。
免税店もゆっくりみたいのは山々ですが、息子氏がお腹をすかせて不機嫌にならないよう、早めにANAラウンジへ向かいます。
ANAラウンジに到着。
前回はSuiteラウンジを利用したので、成田のANAラウンジは初めて。夜便が多いのか結構込み合っていました。我々はすでに家でシャワーを浴びてきたので利用しませんでしたが、シャワーはかなりの待ちが出ていました。
とりあえず、子供がだんだん不機嫌になってきたので夕食を。
持参したレトルトのお弁当箱とバナナ、適当にラウンジで食べられそうな食べ物を調達。ラウンジ飯はサンドイッチ、うどん、パン、ヨーグルトあたりは食べられそう。
お弁当を食べさせようとすると、泣いて超絶不機嫌に・・・(((;꒪ꈊ꒪;))) 母焦る。
「これじゃない!!!!!」必死で弁当箱を拒絶!!
え、まじか!!
ここは必殺バナナ!!!
・・・あ、食べた。でも不機嫌そう。
試しにラウンジのサンドイッチをあげてみると食べる食べる。どんどん消える。
パンも食べる食べる。うどんも食べる食べる。
ヨーグルトもペロリ。ついでに持参したパンも食べる。
総じてものすごい量のパンを食べてようやく落ち着いた模様。
その間に旦那と交代でチキンカレーを急いでかきこみ出国の儀。。。
こんなにラウンジでゆっくり食事ができなかったのは初めて・・・。
ラウンジで全然写真も取れませんでした(笑)
今回は赤ちゃん連れで事前改札を利用するため、早めにラウンジを後にしました。
息子の普段の就寝は20時前なので、もう普段なら眠りについている頃。流石に眠そうです。
よく夜間便で子供を眠らせるために昼寝をさせずにキッズパークなどで疲れさせる作戦を見かけます。子供の睡眠については私も少し勉強をしていたのですが、子供って疲れすぎると眠れないことがあるようです。息子も例外ではなく、昼寝ができないと余計にぐずって眠れなかったり、変にハイになってしまうこともあったり。これは個人的意見ですが、旅行でもできるだけいつも通りの生活、昼寝をさせてあげた方が良いように思います。
子の月齢によって起きて活動できる時間は大体決まっていて(息子は大体4時間ほど)、それを超えると寝ぐずりなどの睡眠トラブルが起きる可能性が高いためです。
(この辺りの睡眠の話は以下の本が参考になりましたので興味があればご参考に)
ついに搭乗
出発時刻40分前の19:30より事前搭乗開始です。2歳以下の赤ちゃん連れ、搭乗にお手伝いが必要な方は事前搭乗が可能です。赤ちゃん連れだと機内荷物整理に時間がかかるので我々も早めに搭乗です。事前搭乗はANAプレミアムメンバーよりも早く搭乗できるので、誰もいないガラガラの機内に入れるというメリットもありです!そしてハワイ便は本当に子供連れが多い!
プレエコ は二階席です。
初の二階席にワクワク!
いよいよA380に搭乗!
誰もいない機内ー!!飛行機好きには堪らんやつです♬
前方はビジネスクラス。これだけの席数のビジネスクラスは圧巻ですね。座席が広い分、かなり通路が狭く感じました。荷物が多いので通路に引っかかる。。
2階席後方はプレエコ。
<座席>
シートピッチは38インチで広々。全座席に肘掛、フットレスト付き。
<アメニティ>
座席の上にはアメニティ。スリッパ、枕、毛布などが入っていました(公式HPより)
あとこれはホノルル線限定だと思いますが、ポーチ付きのエコバッグ。
ハワイではショップ袋はもらえないので役に立ちそうですね。
そして我々はバシネット設置可能なプレエコ最前列へ。モニター下の穴にバシネット を設置します。最前列、さすがに足元広々!離着陸時は足元に荷物を置けないので最低限の荷物を手元に準備。事前搭乗は早く座席に着席できて余裕ができる一方で、子供によっては飛行機が動くまでの待機時間が長くなって飽きてしまう可能性があるので、事前搭乗するか最後に乗り込むかは子供の性格によって考えた方が良さそうです。
息子はなんとか機内でもらったおもちゃで気をそらして、出発まではぐずらずに過ごせました。そしてなぜかCAさんにめっちゃ笑顔。笑
バシネット
定刻通りに出発し、シートベルトサインが消えるとCAさんざバシネットを取り付けてくれます。ネジ穴三ヶ所止めるだけの本当に簡易式ベッドでした。
息子も眠そうなのでとりあえずバシネットに入れてみます。大きさもギリギリなのでほんとにジャストサイズ。寝返りは難しそうですが、狭いところが落ち着くのか意外と快適そうで横になってぼーっとしていました。
ただネックなのが前方のモニター。ちょうど目線の先にモニターがあり、眩しいのか画像がきになるのか画面を見ていました。普段暗い部屋で寝かせているのでこの明かりで眠れないかなと不安に。。消灯も機内食提供後なのでまだ先になりそう...。
すると9時過ぎ、もう限界だったのかスヤスヤ寝ているではありませんか!!!機内食提供前にあっけなく就寝したので、肩の荷がスーッと降りて親は機内食モードに。
機内食
はじめにベビーミールの提供がありました。
ボックスが可愛い♡
中身はこちら。ホットミールはにんじんのお粥だったんですが、息子はドロドロのお粥はもう卒業していたので、起きていても食べなかったと思います。離乳食は進みが個人個人全然違うので、機内食用に離乳食持ち込みは必須です。
ボックスの中のヨーグルトは翌日の朝用に冷蔵庫で保管してもらいました。また、ベビーミールにはエジソンママのANAオリジナルフォーク&スプーンがついています。搭乗の記念になりますね。
そして大人の食事。プレエコは食器での提供です。メニューはこちら。
・スモークダックとシリアルのサラダ 帆立貝のゼリー寄せ
・ソフトシェルクラブとエビのソテー 緑のラー油のスパイシーピラフ添え
意外とピラフがスパイシーでお酒によく合いました。でも今回はワイン1杯だけで我慢。全体的に味も良かったと思います。
また、ホノルル線は路線限定ドリンクでブルーハワイも飲めますよ。(復路で頂きました)
機内サービスが一通り終わると翌日の軽食としてANA HAWAIIの袋がサーブされました。お好きなタイミングでお召し上がり下さいってことみたい。ハワイは夜間便なので、以降の機内サービスは最低限でという配慮なのでしょうか。それはありがたい。
肝心の中身は・・・マフィンとポップコーン。
え?ポップコーンとマフィンだけ??これは夜のおやつなのか????
2回目の軽食って軽いサンドイッチとフルーツとかのイメージだったんですが。。
ハワイついたらみんな朝ごはん食べ行く設定なのかな。
うーん、機内食好きの私としては、正直ちょっとこの軽食はガッカリでした・・・。
そして22時半頃、ようやく機内のライトが落とされました。
が、バシネット上のモニターはまだ点灯中。子供は寝ているから良いのですが、ハワイの風景の写真が繰り返し映されているだけで、眩しいのでこれは消灯のタイミングで消して欲しいなと思いました。深夜になってようやくこちらの画面も消えました。
でも息子は爆睡。たまに寝ぼけているか軽く泣くこともありましたが、トントンしてあげるかおしゃぶりでまた夢の中へ。そんな中、いつものごとく旦那は爆睡。私も軽く眠りましたがやっぱり熟睡とまでは行きませんでした。でも産後の寝不足を経験すれば全然余裕でした。とにかく息子が眠ってくれて本当に助かりました。周囲からも時より泣き声が聞こえましたが、深夜になる頃にはみんな寝てしまったのか静かになっていた気がします。
今回は睡眠優先のため、結局往路は機内誌も読まずモニターも全く使用せずでした。
降機へ
そして機内のライトが明るくなり、着陸の準備が始まります。
ブツブツ言いながらも軽食のマフィンとポップコーンを食べました。
そしてほぼ定刻通りに飛行機はダニエルKイノウエ国際空港へ到着。
降機時のライトアップはレインボー。今回の旅はどんな旅になるのか楽しみです!とりあえずよく寝てくれた息子に感謝!
まとめ
初のA380。まず機体が新しくて快適!
プレミアムエコノミーも思った以上にゆったりとしていて快適に過ごせました。機内も全体的にハワイアンな雰囲気が漂っているので出発前からワクワクさせてくれる演出もよかったです。気づいた点はこんな感じ。
・大型機ゆえ収容人数も多いので、搭乗時刻が出発時刻の40分前!思ったよりも意外と時間がないので、空港には早めの到着が良い。搭乗口も遠いので要注意。
・人数に対してトイレの数が少ないという情報をネットで目にしていたので、不安を感じていましたが、プレエコでトイレに行列するようなことは殆どありませんでした。
<子連れ目線から>
• 体重10kg未満なら迷わずバシネットを予約!当日の体重測定は無いので多少のオーバーは大丈夫。運良く寝てくれれば親はゆっくり休めるし、寝てくれなくても荷物置きとして使えるので便利。
• プレエコは全席肘掛が上がらないので、バシネットではなく膝上で利用の場合は肘掛をあげて横になることができないので注意。その場合は肘掛の上がるエコノミーの方が良いかもしれません。
•離乳食期のお子さんの食事の準備は万全に。市販品には持ち込み禁止品(肉類など)が含まれているものが意外と多いので原材料をチェック(実際に現地でチェックは無かったが、見つかると没収や罰金もありうるので持ち込まない)。機内食の離乳食は合わない可能性大のため、食べ慣れた食材の持ち込みは必須。
いよいよハワイの旅スタート。旅行記続きます。