美味しい旅行記⑥美食の街サンセバスチャンバル巡りが最高すぎた!前編
いよいよこの旅のメインでもあるサンセバスチャンのバル巡りの時がやってきました。食いしん坊な私にとってこの地はずーっと憧れでした。
今回は2日間に渡り、バルを巡ってきましたので前編後編に分けてお送りします。
世界の美食の街が誇るバルの素晴らしさをお伝えしたいと思います!!!
目次
サンセバスチャンのバル街の場所
サンセバスチャンのバル街は旧市街と呼ばれる地域にあります。サンセバスチャン観光案内所を目指して行くと良いです。案内所より奥からはもうそこはバル街。2大バル通りがFermin Calbeton(フェルミンカルベトン)通りと31 de Agosto(8月31日)通りと呼ばれています。地図なども確認して行くと良いですが、そこまで旧市街は広くはないので思いのままにぶらぶら歩くのでも良いと思います。
初日は19時半から現地のガイドさんとバルホッピング!!さすがスペイン19時半でもこの明るさ。スペイン人の夕食は21時とか遅いので、バルの賑わいもまだまだです。旧市街はこんな感じで先までずーっとバルが続いています。
バルの楽しみ方
バルをの楽しむためにはいくつかコツがあるので事前に確認しておきましょう!これさえ覚えておけば、バル巡りは完璧!?
①挨拶
店内に入ったら、スペイン語で”Hola!(オラ!)”と挨拶しましょう(こんにちはという意味です)。
②まずは一杯
カウンターに着いたら飲み物を注文しましょう!ここでぜひ飲んでおきたいのは、チャコリと呼ばれるバスク地方の地酒で微発泡ワインのことです。アルコール度数低めなので、バルのはしごには最適。店員さんが高い位置から注ぐ姿が名物になっています。
③ピンチョスの注文
基本的にカウンターにズラーっと並んでいるピンチョスは、冷製ピンチョスが多いのですが、中には温めてもらえるものがあるので、好みのものがあれば指差しで注文OKです。ちなみに英語はほとんど通じません。簡単な言葉であれば通じる場合もあります。
そして難解なのが暖かいお料理の注文。こちらは黒板に記載があるのですがスペイン語が読めないとかなり辛い。ガイドさんに初日は助けてもらいましたが、翌日は簡単な単語を覚えていったり、近くの人の料理を指差しで注文したりしました。
④サクッと楽しんでお会計
バルの料理はどれも美味しいですが、まだまだ多くのバルがあります。お酒1杯とピンチョスは3品ほどにとどめて次なるバルへ出かけましょう。
お会計の際は"La cuenta, por favor(ラクエンタポルファボール)"この一言を覚えておけばオッケーです。基本的に頼んだものはカウンターの店員がチェックをしているので料金を告げてくれます。お金は少額の紙幣で支払いましょう。
バル巡りへ
それではバル巡り開始です!!ガイドさんに美味しいお店を紹介いただきました。
1軒目 Borda Berri(ボルダ・ベリ)〜お肉料理が最高〜
まず1軒目は大人気のこちらのバル。明るい時間からかなり混み合っています。なんとかカウンターの一部の場所を確保することができました。
店内の様子です。あの黒板が温菜メニューが書いてあるのですが、スペイン語です。。当然自分では注文できずガイドさんに解説してもらいました。
こちらのオススメが、仔牛の頬肉の煮込み。ナイフが不要なくらいにホロホロ崩れる柔らかいお肉は絶品。。これバルの料理?一流レストランで出されてもおかしくないレベル。初っ端からサンセバスチャンの食のレベルの高さに脱帽です!
肉の次は魚!!てことでツナの炙りのようなお料理。これも中は半生状態で食感もふわふわ〜。そうかこの地は海も近いから魚介も新鮮なのか!と実感。
続いてこちらもガイドにオススメされた一品。ショートパスタとイディアサバルチーズのリゾット。お米のようで実はパスタ。この一緒に煮込まれているチーズが濃厚な味わい。ここまで濃厚なチーズリゾットは食べたことがありません。
こちらもこのお店の一押しというタコのプランチャ(鉄板焼き)。このタコもまた柔らかく仕上がっています。バジルとオリーブオイルなどの複雑なソースが絡まり、ただの鉄板焼きに終わっていません。
そしてまた肉が食べたい!!スペインバルの定番Solomillo(ソロミージョ)をいただきます。ソロミージョとは牛ヒレ肉のことです。バルによって味付けが異なるので食べ比べをしても楽しめそうです!
とにかくどの料理も味付けが秀逸。特にお肉料理がやはり人気のようなので仔牛の頬煮込みは是非とも食べておきたい一品です。
2軒目 Casa Urola(カーサ・ウローラ)〜旬の食材を使ったメニューが豊富〜
続いて2軒目は、旧市街のフェルミンカルベトン通りにあるがストロバル。そしてちょうどガイドブックに載っていらっしゃった店員の方がチャコリを注いでいました!
こちらのバルでは春になると食べられる貴重な豆、ギサンテ・デ・ラグリマという涙豆をいただくことができます(が、今回は食べられませんでした。。)
一皿目はホタテのお料理。軽くグリルされたホタテにミルクベースのソースを絡めていただくお料理。ホタテも火が通り過ぎず、絶妙な火加減。そして上に載っているのがなんと海苔。海苔の塩感がこのソースによく合います!本当にこれはレストランレベルです。。おそるべしサンセバスチャン。
ヨーロッパに来たらやっぱり白アスパラガス!手前のマヨネーズソースと奥のスパイスと一緒にいただきます。アスパラの甘みが口いっぱいに広がります。
こちらのお店でも再びソロミージョ!何度でも食べたいソロミージョー!!
いやー、こちらのお店も素晴らしい。味は本当に一流レストランレベルなのですよ。。でもこのお店には2階にレストランが併設されているので、ゆっくりとテーブル席でこの美味しいディナーをいただくことも可能ですよ。涙豆は絶対にリベンジしたいです。
3軒目 Beti Jai (ベティ・ハイ)〜オシャレでモダンなバル〜
続いてのバルへ。今度はちょっとモダンなお店に入ってみました。
店内は明るくて広い!そしてピンチョスの数もものすごい!写真映えしますね。
このバルも奥はテーブル席になっているので落ち着いて食事が可能です。ずっと立ち飲みもちょっと疲れるので、ちょっと休憩。
レストラン入り口にあったクロケッタ。スペイン風コロッケでクリームコロッケみたいな感じです。四角く成形してあって形が可愛いですね。
そして私の大好物の生牡蠣があったのでオーダー。これにはもちろん白ワインを合わせて。柑橘系のジュレと一緒にいただきます。のどごし非常に爽やかでした。
こちらは牛もつの煮込み。
イカのオリーブ炒め。オリーブ油の香りが香ばしい。お酒がまたまたグングン進みます。
とにかく明るくオシャレな店内とピンチョスの数が豊富なので、初心者にはオススメです。
4軒目 La Vina(ラ・ビーニャ)〜チーズケーキが絶品〜
これだけ美味しいお料理を食べていると途中で甘味を挟みたくなります。ここでオススメしたいのがチーズケーキで有名なラビーニャ!周りを見渡すとほぼ全員がチーズケーキをいただいていました。ピンチョスも美味しいようですがすでにお腹がかなり一杯に。
こちらがバスクの黒いチーズケーキ。店内でどんどん焼きたてが出てくるのでまだホカホカなチーズケーキはプルプルとした食感で、意外に軽い口当たりなので一人でぺろっと1個平らげちゃいました。外国のケーキ的な変な甘さもないので日本人の口に合うと思います。
お口直しにぜひオススメです!!!
5軒目 Gandarias(ガンダリアス)〜マッシュルームのピンチョスが絶品〜
最後、重たいお腹を抱えてやって来たのがガンダリアス。ここではどうしても食べたいピンチョスがあるのです。こちらは特にワインの種類が豊富。40種類近く常備しているとか。そしてチャコリも品揃え豊富なのでお酒好きの方は絶対に訪問すべきです。
こちらもまた大人気店で賑わっています。22時近くなのでスペインバルがにぎわう時間帯ですね。天井からぶら下がる生ハムが美味しそう。
中のカウンターは満員でしたので外のテーブルでいただくことに。
そしてこれがお目当の品。バケットの上に生ハムと圧巻のマッシュルームタワー!なんとフォトジェニック。上からはとろーりととろけるチーズをトッピング。大のお気に入りになり、翌日も食べに行きました(笑)
牛肉ソロミージョとエビのピンチョス。上のソースはチリソースのようなピリ辛ソース。とーっても美味しいのですが、満腹のお腹との戦いでした!笑
サンセバスチャンバル編、まずは初日の晩に廻った5軒をご紹介しました。とにかくどこで何食べてもレベルの高い一皿が提供されます。そして一皿大体5ユーロとかだったり。驚愕です。ぜひ色々な料理を楽しむために複数人でシェアしていただいてください!5軒もハシゴすれば気分もほろ酔い、気分は最高です!笑
ちなみに今回の旅ではこちらのバル巡りの本を参考にさせていただきました!
サンセバスチャンは夜10時近くなるまで、明るいので若干体内時計が変になりますが気にしない。赴くままにお目当のバルを目指しましょう。治安も夜でも全く心配ありませんでした。
また夜になるラコンチャ湾はまた違う姿を見せてくれます。サンセバスチャンの夜景もぜひ楽しんでください。
宿泊したホテルロンドレス。昼とはまた違う雰囲気です。
次回は昼バル巡りのレポートです。まだまだ食べます!お楽しみに。